カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 east[112]

投稿日:2013年11月20日

冬のナイトラン

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2008年12月10日

「西蝦夷三険岬」の茂津多岬から国道229号を南下。瀬棚、北檜山の町を通り、太櫓越を越え、大成へ。ここでいったん国道229号を離れ、北海道本土最西端の尾花岬まで行く、岬までの道は未完成。行止り地点の近くでアドレスを止め、そこで折り返した。
 国道229号に戻ると熊石へ。町中の「なべさん食堂」で夕食。「ラーメンライス」(750円)を食べた。塩ラーメンは素朴な味わいでうまかった。
 熊石からはナイトラン。このまま夜通し函館まで走るのだ。
 江差に到着すると夜の姥神大神宮を参拝する。
 姥神大神宮は渡御祭で知られているが、その起源は370年前にさかのぼり、蝦夷地最古の祭りだといわれている。毎年8月9日から11日まで、各町内の13台の山車が江差の町を練り歩く。11日の夜にはそれぞれの山車が勢ぞろいし、それは壮観な眺めだという。姥神大神宮の境内には13台の出車の模型が飾られているが、この渡御祭はニシンの豊漁への感謝を込めた祭りで、ニシン漁で栄えた江差の町を象徴している。
 江差からは国道228号を行く。松前に着く頃には寒さと猛烈な眠気でもうフラフラ状態。「セイコーマート」で「眠眠打破」を買って飲み、函館を目指した。
 22時、北海道最南端の白神岬に到着。海が日本海から津軽海峡に変わる。漁火がすごい。対岸の龍飛崎の灯台の明かりも見える。
 白神岬を出発。福島の町から福島峠を越え、函館に到着したのは24時。「北海道一周」の出発点、JR函館駅前でアドレスを止めた。札幌からの走行距離は535キロ。今回の「日本一周」では1日の走行距離としては最高。初めて500キロを超えたのがうれしい。
 函館駅前の「東横イン」に泊まる。すぐさま湯に入り、体をあたためたところでカンビールで乾杯。「仕事人さん」からの差し入れをつまみに500ml缶を一気に飲み干し、つづけてもう1本を飲んだ。

第21日目:札幌→函館
2008年12月10日
走行距離:535キロ(合計5,354キロ)
費用:
ガソリン 206円
盃温泉 500円
泊の鰊御殿 300円
ガソリン 576円
昼食 425円
ソフトクリーム 300円
茂津多海岸温泉 500円
ガソリン 704円
夕食 750円
眠眠打破 268円
ガソリン 341円
宿泊 5,040円
カンビール2本 620円
合計 10,530円
総計 223,806円


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瀬棚の町
尾花岬を望む


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夕食の「ラーメンライス」
JR函館駅前に到着!


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